WordPressにYouTube動画を埋め込んだ際、iOS端末（iPhoneやiPad）だけで「エラー153：動画プレイヤーの設定エラー」が表示されることが報告されています。
AndroidやPCでは正常に再生されるため、原因がわからず悩んでしまう方も多いでしょう。
この記事では、実際に発生しているこの問題の原因と、すぐに実行できる簡単な解決策を紹介します。同じ状況に困っている方の参考になれば幸いです。
YouTube埋め込みのエラー153の原因と対処法
原因：Lazy Loadが影響している可能性
このエラーは、「Lazy Load（遅延読み込み）」の設定がiOSのSafariと相性が悪いことが原因で発生するケースが多く見られます。
Lazy Loadはページの読み込みを高速化するために画像や動画の表示を後回しにする仕組みですが、YouTubeのiframeにこれが適用されることで、再生エラーを起こしてしまいます。
特に、WordPressテーマやプラグインでLazy Loadが自動適用される設定になっている場合は注意が必要です。
解決策：YouTube埋め込み動画のLazy Loadを無効化する
最も手軽な対処法は、YouTubeの埋め込みコードから loading="lazy" を削除すること。
WordPressのブロックエディタで「埋め込み」ブロックを使っている場合は、カスタムHTMLに切り替えて、iframeのコード内から loading="lazy" の記述を削除してみましょう。
あるいは、テーマやプラグインの設定で動画のみLazy Load対象から外すオプションがあれば、そちらを活用するのも有効です。
再読み込み後、iOSでも正常に再生されるか確認してください。
ワードプレスのテーマ「SWELL」では簡単な設定で解消できる
ワードプレスのテーマで「SWELL」を利用している場合、SWELL設定→遅延読み込み機能から、loading="lazy"を使用するを選択〜設定すれば解消できるはずです。
補足：テーマやプラグインによる対処も可能
使用しているテーマや、導入している高速化系のプラグイン（例：Autoptimize、LiteSpeed Cacheなど）によっては、動画やiframeだけをLazy Loadから除外する設定項目が用意されています。
これを使えば、コードを直接触ることなく解決できる場合もあります。
また、テーマが独自にLazy Loadを実装していることもあるため、公式ドキュメントや設定画面を確認するのもおすすめ。
設定変更後はキャッシュをクリアして、動作確認を忘れずに。
まとめ
iOSでのみ発生するYouTube再生時の「エラー153」は、Lazy Loadが原因である可能性がもっとも高いです。
解決法はシンプルで、YouTubeのiframeコードから loading="lazy" を削除するだけで改善するケースが多くあります。
コード操作に不安がある方は、使用テーマやプラグインの設定を見直して、動画のLazy Loadを無効化する方法を検討してみましょう。
再生エラーがすぐに解消されるはずです。
