奄美大島といえば沖縄にも勝ると言われているキレイな海。
手つかずの自然が今もなお残っており、沖縄よりも安く行ける場合が多く南国好きの間では注目されています。
そんな奄美大島での観光はレンタカーが必須と思われますが、1人旅とか免許がない人には観光は向いていないのか?
そんな今回は免許がなくても奄美大島を観光する方法をご紹介させて頂きます。
車がなくてもOK!奄美大島の観光はしまバスを利用しよう
免許がなくても奄美大島の観光はできるのか?と思われますが、しまバスを利用する事で免許がない人でも問題なく観光はできます。
しまバスとは?
株式会社しまバスは、鹿児島県奄美市に本社を置くバス事業者である。旧社名は「道の島交通」。
Wikipediaより引用
いわゆる奄美大島の路線バスですね。
この路線バスの乗り放題プラン(しまバス乗り放題フリーパス)を利用した路線バスの旅で、免許がなくても奄美大島の観光を満喫する事ができます。
バス自体、地域によって普通のバスからリムジンバスまで幅広く、また地元の人も結構利用しているので、より奄美大島での生活スタイルなどが垣間見れると思います。
また都会のバスではまずありえませんが、降りるところを忘れてしまった人の為に戻る事もあったりと、ごくたまにこのようなディープな体験をする事も!?
しまバス乗り放題フリーパスの購入方法
販売場所
フリーパスの販売場所は、
- [笠利地区]奄美空港の総合案内所
- [名瀬地区]しまバス本社営業所
- [名瀬地区]しまバス港町待合所
- [瀬戸内地区]海の駅内の奄美空港ツーリスト
- [瀬戸内地区]瀬戸内海兵バス営業所
となります。
旅行者は無難に奄美空港の総合案内所で購入するのがいいでしょう。
値段
フリーパスの値段は、
1日券 | 2日券 | 3日券 |
---|---|---|
大人:2,100円 | 大人:3,150円 | 大人:4,200円 |
小人:1,050円 | 小人:1,580円 | 小人:2,100円 |
身障者:1,050円 | 身障者:1,580円 | 身障者:2,100円 |
となります。
路線にもよりますが、1日4~5回以上しまバスを利用すると元が取れるのかなと個人的には思います。
ネットでも購入可能
実はバスもりというアプリからネットでも購入ができます。最先端ですね。
使い方はこちらの記事を参考に頂ければと思います。
しまバスを利用していける主な観光名所
しまバスの利用で行ける観光名所はたくさんありますが、ここではその中でいくつかピックアップしてご紹介いたします。
奄美パーク
奄美大島の自然や歴史、文化を映像や展示品などで楽しく学べる観光スポット。
奄美空港からほど近い奄美パークというそのままのバス停からすぐのところにあります。
敷地も広く、展望台からは海の上を行きかう飛行機や天気がいい時にはお隣の喜界島も見る事が出来ます。
田中一村記念美術館
田中 一村(たなか いっそん、1908年7月22日 - 1977年9月11日)は、日本画家である。中央画壇とは一線を画し、1958年(昭和33年)、50歳で単身奄美大島に移住。奄美の自然を愛し、亜熱帯の植物や鳥を鋭い観察と画力で力強くも繊細な花鳥画に描き、独特の世界を作り上げた。本名は田中孝。奄美市名瀬有屋38番地3には、最後の10日間を過ごした家が、田中一村終焉の家として移設保存されている。
Wikipediaより引用
奄美大島を愛し奄美大島で生涯を終えた画家、田中一村の美術館です。
こちらも奄美空港からほど近い奄美パークというバス停からすぐのところにあり、奄美パークと一緒に観光するオススメスポットになります。
大島紬美術館
奄美大島の伝統工芸品として作られる織物、大島紬。
伝統的な製品から現代風まで珍しい大島紬が多数展示されている美術館です。
こちらは土浜というバス亭からすぐのところにあります。
ケンムン村
島人の暮らしや昔ながらの文化を体験できる施設でもあるケンムン村。
海岸沿いにあり、周りにはビーチやレストラン、コンビニや宿泊施設もあります。
こちらはばしゃ山というバス亭からすぐのところにあります。
けいはん ひさ倉
奄美大島の地元グルメと言えば鶏飯(けいはん)。
そんな鶏飯の人気店でもあるひさ倉が、屋入ひさ倉前というバス停からすぐのところにあります。
【参考】しまバス利用の1日のプランをご紹介
移動時間 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
10:30~13:10 | 成田空港~奄美空港(LCC利用) | ランチは空弁 |
13:45~13:50 | 奄美空港~奄美パーク(しまバス利用->こしゅく第1公園方面) | 奄美パーク、田中一村記念美術館 |
14:50~14:55 | 奄美パーク~土浜(しまバス利用->こしゅく第1公園方面) | 大島紬美術館、土浜海岸 |
15:25~15:28 | 土浜~ばしゃ山(しまバス利用->こしゅく第1公園方面) | ケンムン村、用安海岸 |
16:28~16:35 | ばしゃ山~屋入ひさ倉前(しまバス利用->こしゅく第1公園方面) | けいはん ひさ倉 |
17:35~18:05 | 屋入ひさ倉前~しまバス本社前(しまバス利用->こしゅく第1公園方面) | 名瀬市内のゲストハウス宿泊 |
ちょっとタイトなところはありますが、それもしまバス利用の旅の醍醐味。
あくまでも参考までのプランとなりますが、このようにしっかり事前に計画を立てるようにしましょう。
希望リクエストが多ければ、2日目~3日目のプランも追って追記させて頂きますね。
またしまバスの計画を立てる際には、こちらのNAVITIMEを参考にいただければわかりやすいと思います。
しまバス利用の注意点
しまバス利用の注意点をいくつかご紹介いたします。
新型コロナウィルスの影響あり
新型コロナウィルスの影響で、2020年06月01日より一部減便と運休があります。
詳しくはしまバスオフィシャルページを確認するようにしましょう。
便数は少なく最終バスが割と早い
しまバスですが、便数はそれほど多くなく最終バスも割と早めになっています。
その為、事前に計画をしっかり立てて、朝早くからの行動がオススメです。
しまバスは遅れ気味で到着する事が多い
電車と違いバスなので定刻より遅れて到着する事が多いです。
南の島なので、そのあたりは気軽に待つようにしましょう。
またバスが遅れる事も十分に理解した上で、時間に余裕を持ったスケジュールにする事も大事です。
加計呂麻島ではしまバス乗り放題は利用できない
これはしょうがないですよね。
加計呂麻島では加計呂麻バスという現地のローカルバスを利用するようにしましょう。
LCC、しまバス、ゲストハウス利用で1人旅の最安値が実現
しまバスを利用する事によって、免許がない人でも十分に奄美大島を満喫できる事がわかりました。
そのしまバスとLCC、ゲストハウスを利用する事によって、1人旅の最安値が実現できると思いますのでご紹介させて頂きます。
ちなみに格安航空券なら、一括比較検索もできるエアトリがオススメです。飛行機代(LCC) | しまバス乗り放題フリーパス代 | ゲストハウス代 |
---|---|---|
行き:5,990円 | 3日券:4,200円 | 1拍目:4,000円 |
帰り:5,990円 | - | 2泊目:4,000円 |
このように必ずかかる費用としては、24,180円となります。
ちなみにゲストハウス代の4,000円というのは多少多く見積もっています。相場感としては2,000~3,500円くらいかなと思います。
あくまでも机上の計算であり、この金額以外に、
- 朝食代
- 昼食代
- 夕食代
- その他の出費
これらがかかると思いますが、多く見積もっても3~4万くらいで2拍3日の奄美大島旅行に行くことが可能かと思います。
ちなみにトラベルコで同じ期間でレンタカー付宿泊プランを検索し最安値を見てみると、47,800円でありました。
最安値ツアーと比較しても、LCC、しまバス、ゲストハウスでの1人旅の方が最安値で行ける事がわかりますね。
ちなみにシュノーケリングを目的とした3泊4日の最適なプランについては、こちらの記事にまとめておりますので、是非参考にしてみてください。
【番外編】観光タクシーを利用するという選択肢も
1人旅ではあまり向かないかもしれませんが、例えば両親を奄美大島に連れていきたい、とか考えている人は、観光タクシーを利用するのもありかもしれません。
観光タクシーの場合は、
- あらかじめ決められているコースを回る
- 予算と行きたい所を伝えて自分好みのコースを回る
この2パターンになるかなと思いますが、有名なところでは、田中タクシーさんと大島タクシーさんでしょうか。
僕も以前、親孝行の旅で観光タクシー(ジャンボタクシー)を利用した事はありますが、行きたい所に行かせてくれて、また運転手の地元トークも面白く大変満足の行く旅になりました。
1つの選択肢としては観光タクシーもありといった感じですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
免許がなくても十分に奄美大島の観光は可能です。
ただフットワークが軽くなるのはやはりレンタカーの強み。
最初の奄美大島観光ではしまバスなどを利用し、2回目以降の奄美大島観光ではレンタカーを利用するといった感じがいいでしょう。