沖縄より知名度は低いですが、海の透明度では同等かそれ以上の奄美大島。
そんな奄美大島でシュノーケリングをする場合、みなさんはどうしますか?
ツアーに申し込んでボートで各スポットを巡るボートエントリー、ツアーを使わずに行きたいビーチ(海岸)に直接行って楽しむビーチエントリー。
ボートエントリーもビーチエントリーもそれぞれメリットデメリットがありますが、僕個人的には奄美大島でのシュノーケリングはビーチエントリーで十分だと思っています。
この記事では、その理由と僕個人的にオススメのビーチ(海岸)をご紹介いたします。
なぜ奄美大島でのシュノーケリングはビーチエントリーがオススメなのか?
なぜ奄美大島でのシュノーケリングはビーチエントリーがオススメなのか、いくつかポイントを絞ってご説明致します。
そもそもダイビングよりシュノーケリングの方がいい理由は?
ダイビングよりシュノーケリングの方がいい理由としては、初心者や子どもでも安心してできる事です。
ダイビングの場合、
- 海の中で耳抜きができないとあまり楽しめない(すごく重要)
- 海に入る前に10~30分程度のレクチャーを受ける必要がある
- 重い器材を背負う必要がある(海に入ると重たく感じない)
- あまり小さな子どもはダイビングができない
- 直後に飛行機に乗るのはNG
- etc
これらのポイントが肝心で、海の中を見てみたいけど、初心者やお子さんに体験させるには、ダイビングはちょっとハードルが高い事がわかります。
シュノーケリングではこれらを気にする必要はほぼないため、初心者やお子さんに体験させるにはピッタリという事になります。
メリット①ビーチエントリーでは初心者や子どもでも安心してできる
先ほどもお伝えしましたように、シュノーケリングでは初心者や子どもでも安心してできますが、ボートエントリーよりもビーチエントリーの方がさらに安心です。
ボートエントリーでも、インストラクターの方の指導のもと、安全にシュノーケリングを楽しむ事ができますが、ボートで沖に行くのでビーチエントリーよりも波が高い場合が多く、また水深もかなり深いところまで行くことがあります。
またボートでポイントに行くので、船酔いに弱い人は注意が必要です。
ライフジャケットを付けていても、初心者や子どもには若干怖いと思う可能性があるので、そういった意味でもビーチエントリーがオススメです。
補足ですが、毎年ビーチで溺れる水難事故がいくつか発生しておりますので、ビーチエントリーでも必ずライフジャケットを着用するようにしましょう。
以下の記事でシュノーケリングを楽しむための持ち物をまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット②ボートエントリーじゃないのでお金がかからない
お金がかからないのもビーチエントリーのメリットです。
ボートエントリーの場合、
- ボートで移動
- インストラクター
- レンタル品
- etc
などもあり、ツアー料金が必要ですがビーチエントリーの場合は、シュノーケリングセットを自前で用意すれば(レンタルできるところもあります)、ほぼ無料で楽しむ事が出来ます。
有料よりも無料で楽しめる方がやっぱりいいですよね。
メリット③ボートエントリーじゃないので自由に行動できる
自由に行動できるのもビーチエントリーのメリットです。
ボートエントリーでもある程度自由に行動できますが、その日の体調や他に行きたい場所があったりしても、個人の意見だけではなかなか移動はできないものです。
ビーチエントリーの場合、
- 休みたい時に自由に休める
- 行きたいビーチ(海岸)へ自由に行ける
- 短時間および長時間、海に入れる(時間に制限なし)
- etc
など、行動は各個人それぞれの自由ですので、何も縛られる事はありません。
メリット④ビーチエントリーでもサンゴが見れるところが多い
僕は沖縄も奄美大島も何回も行ったことがありますが、沖縄の海はたしかにキレイです。
しかしちょっと沖に出ないとキレイなサンゴが見れないビーチ(海岸)が多いかなといった印象をうけます。
恐らく観光客数の問題かと思いますが、奄美大島ではビーチエントリーすぐに、大きなテーブルサンゴや枝サンゴが見れるビーチ(海岸)が多くあり、シュノーケラーには満足できるところかと思います。
ボートシュノーケリングも決してオススメしないというわけではない
ここまで、ビーチエントリーをごり押ししてきましたが、決してボートシュノーケリングをオススメしないわけではありません。
ボートシュノーケリングの魅力としては、
- その日に一番いいとされるポイントに連れて行ってくれる(船長の手腕次第)
- ビーチエントリーよりダイナミックな地形が楽しめる
- ウミガメの遭遇率がビーチエントリーよりも高い
- etc
あたりでしょうか。
やはりビーチエントリーよりは沖のポイントのため、透明度が高く何十メートル先でもはっきり海の中を見る事ができるので、より海の中を楽しみたい&見てみたいと思う人には、ボートエントリーがオススメです。
奄美大島でのシュノーケリングはここがオススメ!ビーチエントリースポット
では、実際に奄美大島でビーチエントリーのオススメスポットを紹介させて頂きます。
紹介順は奄美空港から近い順となりますので、観光の参考に頂ければと思います。
土盛海岸
奄美大島で一番有名なビーチ(海岸)と言えば、この土盛海岸。
奄美空港から5分くらいのところにあり、アクセスも抜群ですね。
サンゴは若干少なめかなといった印象ですが、魚はたくさんいて波も穏やかなので、お子さんとのシュノーケリングに最適なポイントです。
沖の方に出ると離岸流が発生する個所があるので、あまり沖の方には出ないようにしましょう。
トイレ | あり |
シャワー | あり |
更衣室 | なし |
住所 | 鹿児島県奄美市笠利町土盛 |
駐車場 | あり |
打田原ビーチ
ここは波が穏やかで浅瀬でもあり、人も少ないのでファミリーにオススメのポイントです。
細かいサンゴがパウダー状になったサラサラの白い砂浜ですので、見ているだけでも癒されるところですね。
少しだけ沖に出る必要がありますが、サンゴがあるポイントは駐車場に近い左側がオススメで、右側は砂地や海藻が茂っているので、サンゴがあるポイントはあまりありません。
トイレ | あり |
シャワー | あり |
更衣室 | なし |
住所 | 鹿児島県奄美市笠利町大字喜瀬3265 |
駐車場 | あり |
手広海岸
サーファーに人気のあるワイルドな景観が特徴で波が高い海岸です。
波が高いのでシュノーケリングには向いていないのでは?と思うかもしれませんが、冬になると波が穏やかになるので、夏よりも冬に訪れたい海岸です。
ウミガメも訪れる事があるので、是非冬の時期に行っておきたいところです。
トイレ | あり |
シャワー | あり |
更衣室 | あり |
住所 | 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1687 |
駐車場 | あり |
倉崎海岸
ここはダイビングでも有名なスポットで、波も穏やかなため初心者や子どもにオススメの海岸です。
透明度がとても高く、天気がよければ10メートル先のサンゴも肉眼ではっきり見る事ができるでしょう。
ただしシャワーやトイレがないので、有料ですが海岸から歩いて行けるネイティブシー奄美で温水シャワーを借りる事が出来ます。
トイレ | なし |
シャワー | なし |
更衣室 | なし |
住所 | 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳 ※ネイティブシー奄美を目指すといいでしょう |
駐車場 | あり |
ヤドリ浜
奄美大島最南端に位置するビーチです。
キャンプ場も併設しているスポットで、サンゴは若干少ないかなと思いますが、遠浅で沢山の熱帯魚と出会えるので、小さいお子さんとシュノーケリングするのがオススメです。
またウミガメとの遭遇も高めなので、サンゴ目当てというよりもウミガメ目当てで行くのがいいかもしれません。
トイレ | あり |
シャワー | あり |
更衣室 | あり |
住所 | 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字蘇刈972−8 |
駐車場 | あり |
船越海水浴場
ハイシーズンでもあまり人がいない隠れた穴場です。
遠浅で波も穏やかなため、お子さんとのシュノーケリングに向いているでしょう。
波が穏やかなので、ある程度沖にもでる事もでき、大きいテーブル珊瑚などを見る事が出来ます。
トイレ | あり |
シャワー | あり |
更衣室 | なし |
住所 | 鹿児島県大島郡宇検村 ※大きい車エビ養殖場の先にあります |
駐車場 | あり |
タエン浜海水浴場
キレイに整備された人工の海水浴場です。
人工といってもサンゴや魚はたくさんおり、内湾で波も穏やかなため、子どもずれにピッタリのポイントです。
海水浴場の目の前にあるいかり家さんというところでランチするのもオススメです。
詳しくは以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
トイレ | あり |
シャワー | あり |
更衣室 | あり |
住所 | 鹿児島県大島郡宇検村大字平田 ※宇検から屋鈍方面に行く途中にあります |
駐車場 | あり |
屋鈍海水浴場
奄美空港から約2時間ほどかかるところにある屋鈍海水浴場。
その分、観光客も少なく奄美でナンバーワンという人も少なくなく、海はとてもキレイで、シュノーケリング以外でもビーチでゆっくりするだけでもオススメのところです。
そこまで遠浅でもないですが、すぐにサンゴも見れるので奄美大島に行ったら必ず立ち寄りたいところです。
トイレ | あり |
シャワー | あり |
更衣室 | なし |
住所 | 鹿児島県大島郡宇検村屋鈍 ※宇検から屋鈍方面に行く最終地点にあります |
駐車場 | あり |
実久海岸
奄美大島から加計呂麻島という島に渡らないといけませんが、それでもダントツで一番必ず行ってほしいところが、この実久海岸です。
海の透明度で言えば、紹介してきた中でナンバーワンだと思っています。
そんな僕も毎回ここには訪れています。
ビーチエントリーすぐに大きいサンゴを見る事ができ、少し沖に出ればダイナミックな地形と、ここでは本当にビーチエントリーがオススメです。
実久海岸について詳しくは以下に記事にまとめていますので、是非参考にしてみてください。
まとめ
紹介しました通り、奄美大島でシュノーケリングをする場合、ビーチエントリーで十分という事がわかりましたでしょうか?
いずれのビーチ(海岸)もさほど人は多くなく、ゆっくり満喫できるでしょう。
ダイビングの方がより海の中を楽しめるのでは?と思うかもしれませんが、シュノーケリングはダイビングと違い、器材なども必要なく(ライフジャケットは必ずつけましょう)気軽にできるのもポイントです。
奄美大島に行って、お気に入りのビーチ(海岸)を見つけてみるのはどうでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。