悩んでいる人インフラエンジニアって、リモートワークで働けるの?
これ、自分もインフラエンジニアだった頃にめちゃくちゃ気になっていたことです。
結論から言うと、インフラエンジニアのリモートワークは「不可能ではないけれど、かなり条件が限られる」というのが正直なところ。
自分はインフラエンジニアとWeb系エンジニア、どちらも経験しています。インフラエンジニアとして3〜4年働いた後、Web系エンジニアに転職。そこでも3〜4年実務を積み、フリーランスとして独立しました。フリーランスになってからも最初の1年ほどは数社の現場を経験して、ようやく今のフルリモートの働き方にたどり着いています。
この記事では、両方を経験した自分だからこそ言えるインフラエンジニアのリモートワーク事情と、「リモートで働きたいなら本当に知っておくべき別の選択肢」についてお伝えします。
特に20〜30代で「今の働き方をどうにかしたい」と思っている方にとっては、かなり参考になる内容になっていると思います。
【結論】インフラエンジニアのリモートワークは「できなくはない」が条件付き
最初にはっきり言っておくと、「インフラエンジニア=絶対にリモート無理」ではありません。
リモートOKの企業はたしかに存在する
実際、クラウド環境をメインに扱っている企業や、SaaS系のスタートアップなどでは、インフラエンジニアでもリモートワークを導入しているケースがあります。
特にAWSやAzure、GCPといったクラウドサービスの普及が進んだことで、物理サーバーに触れなくても業務が完結する環境は確実に増えました。
フリーランス向けの案件を見ても、リモート可のインフラ案件は一定数存在します。「インフラエンジニア=出社必須」という時代は、たしかに少しずつ変わりつつあります。
ただし「誰でも・どこでも」ではない
ここが重要なのですが、リモートで働けるインフラエンジニアにはかなり明確な条件があります。
- クラウド中心の環境であること
- 運用・保守ではなく設計や構築フェーズであること
- ある程度の実務経験があること
逆に言えば、この条件に当てはまらないインフラエンジニアは、正直リモートワークが難しい。
さらに言うと、2024年以降は「出社回帰」の流れも出てきています。コロナ禍で一時的にリモートを導入した企業が、再び出社に戻すケースが増えているのが2026年現在の状況です。
自分がインフラエンジニアだった頃を思い返しても、この「条件に当てはまらない側」にいた時間のほうがはるかに長かったです。
ハピ太郎今ではインフラでもだいぶリモートは浸透したけど、当時はまったくなかったよ!
インフラエンジニアのリモートワークが難しい3つの理由
では、なぜインフラエンジニアはリモートワークが難しいのか。自分の実体験をもとに、具体的な理由を3つ挙げます。
運用・監視・保守は現場対応がつきもの
インフラエンジニアの仕事の中でも、運用・監視・保守はリモートワークとの相性が最も悪いです。
サーバーの物理的なメンテナンス、ネットワーク機器の設定変更、ハードウェアの交換。こうした業務はデータセンターやサーバールームに実際に行かなければ対応できません。
自分もインフラエンジニア時代、夜間の監視対応でデータセンターに駆けつけたことがあります。あの深夜の冷たいサーバールームの空気は、今でも鮮明に覚えています。
「監視は自宅からでもできるのでは?」と思うかもしれません。たしかにZabbixやDatadogなどのモニタリングツールでアラートを確認するだけなら自宅でも可能です。ただ、問題が起きたときの対応は現場でしかできないことが多い。
ケーブルの差し替え、物理サーバーの再起動、ハードディスクの交換。こういった作業は画面越しではどうにもなりません。結局、「何かあったら出社」という状態から逃れられないんです。
オンプレミス環境がまだまだ多い現実
クラウド化が進んでいるとはいえ、日本企業の多くはまだオンプレミス環境を完全に手放せていません。
特に金融機関、官公庁、大手メーカーなど、セキュリティ要件が厳しい業界では、オンプレミスのサーバーやネットワーク機器がバリバリ現役で稼働しています。
こうした環境で働くインフラエンジニアにとって、リモートワークは物理的に不可能に近い。VPN経由で一部の作業はできても、ハードウェアに触れる必要がある業務は避けられません。
自分がいた現場もまさにこのパターンでした。「クラウド移行の話は出るけど、いつになるかわからない」という状況が続いていて、正直そこに期待して待つのは時間がもったいないと思いました。
SES(客先常駐)で働いている場合は、さらに自分でコントロールできる範囲が狭くなります。客先のセキュリティポリシーで「現場出社必須」と決められてしまえば、自分にはどうしようもありません。
障害対応は「今すぐ来て」の世界
インフラエンジニアなら誰もが経験する突発的な障害対応。これがリモートワークの最大の壁と言っても過言ではありません。
サーバーダウン、ネットワーク障害、ストレージの異常。こうしたトラブルは予告なしにやってきます。そして対応は「今すぐ」が基本。
自分も休日に電話が鳴って「サーバーが落ちたから来てくれ」と呼び出された経験があります。せっかくの休みが吹き飛ぶあの感覚、インフラエンジニアならわかってもらえると思います。
リモートワーク中だろうが何だろうが、物理的な対応が必要な障害には現場に行くしかない。この「いつ呼ばれるかわからない緊張感」は、リモートワークの自由さとは対極にあるものです。
ハピ太郎インフラの大事な使命、というのはやっぱり「すぐに対応できる」ってことだと思うから、リモートとの相性は若干悪いかな〜と。
リモートで働けるインフラエンジニアの条件
とはいえ、すべてのインフラエンジニアがリモート不可というわけではありません。実際にリモートワークを実現している人たちには、共通する条件があります。
クラウド中心の環境で働いている
最も大きな分岐点は、クラウドとオンプレミスのどちらがメインかです。
AWS、Azure、GCPなどのクラウド環境であれば、サーバーの構築・設定・監視のすべてを自宅のPCから操作できます。物理機器に触れる必要がないので、リモートワークとの相性は格段に良くなります。
さらに、Terraform、CloudFormation、AnsibleといったIaC(Infrastructure as Code)ツールを使いこなせると、インフラの構築や変更をコードベースで管理できます。これができるエンジニアは市場価値も高く、リモート案件の選択肢が一気に広がります。
ただし、クラウドスキルを身につけるにはそれなりの学習コストがかかりますし、クラウド案件に入れるかどうかは所属企業やプロジェクトのアサイン次第というのが現実です。
設計や構築など上流工程を担当している
同じインフラエンジニアでも、どのフェーズの業務を担当しているかで働き方は大きく変わります。
- 設計・構築フェーズ:要件定義、設計書の作成、環境構築がメインで、リモートで完結しやすい
- 運用・保守フェーズ:物理的な対応や即時の障害対応が求められ、出社が多くなりがち
上流工程を任されるには当然スキルと経験が必要ですが、リモートワークを目指すなら設計・構築に軸足を移すのが現実的な戦略です。
ネットワーク分野よりもクラウドやサーバー分野のほうがリモートとの相性は良い傾向にあります。ネットワークは物理機器の設定や配線作業が絡むことが多いので、どうしても現場対応が発生しやすいです。
実務経験が最低でも1年以上ある
未経験からインフラエンジニアになった場合、最初からリモートで働くのはかなり厳しいです。
理由はシンプルで、OJT(実務を通じた教育)がリモートだと非常にやりにくいから。わからないことがあったときに隣の先輩にすぐ聞ける環境と、チャットで質問して返事を待つ環境では、成長スピードにかなりの差が出ます。
また、企業側も未経験者をリモートで受け入れるのはリスクが大きいと考えるのが普通です。スキルレベルが把握できていない状態で、いきなり遠隔で仕事を任せるのは難しいでしょう。
最低でも1年、できれば2〜3年の実務経験を積んでから、リモートワーク可能な企業やフリーランス案件に移るのが現実的なステップです。
ハピ太郎インフラでもより上流工程を任されるようになれば、リモートでも問題ないと思うよ!
自分がインフラエンジニアからWeb系に転職した理由
ここまで読んで、「やっぱりインフラエンジニアでリモートは厳しそうだな」と感じた方もいるかもしれません。
実は自分も、まさにそう思った一人です。そして実際に行動に移しました。
満員電車の通勤がとにかく苦痛だった
自分がWeb系エンジニアへの転職を意識し始めた一番の理由は、毎日の満員電車がとにかく苦痛だったからです。
インフラエンジニア時代、毎朝ギュウギュウの電車に押し込まれて出社する日々。夏場は汗だくになりながら、冬場は誰かの咳を間近で浴びながらの通勤。座れる日なんてほぼありません。
インフラエンジニアとして運用・監視をやっている以上、リモートワークへの完全移行は簡単ではないと感じていました。クラウドの案件に移れる保証もない。SESで働いていれば、次の現場がどうなるかもわからない。
「この先もずっと出社ありきの働き方を続けるのか?」
そう自問した結果、リモートワークと相性の良い職種そのものに移ったほうが早いと決断しました。
Web系エンジニアの働き方を知って衝撃を受けた
転職活動中にWeb系エンジニアの働き方を知ったとき、本当に驚きました。
フルリモートやリモート中心の会社が普通にある。フレックスタイムで朝の満員電車を避けられる。自宅やカフェで、自分のペースで仕事ができる。
「え、同じエンジニアなのにこんなに違うの?」
これが素直な感想でした。
Web系の開発業務はPCとネット環境さえあれば完結するものがほとんどで、物理的に現場に行く必要がないんです。GitHubでコード管理して、Slackでやり取りして、オンラインでコードレビュー。チーム全体がリモート前提で回る仕組みが最初から整っている。
ただ、正直に言うとWeb系に転職すればすぐにフルリモートになれたわけではありません。
自分の場合、Web系エンジニアとしてまず3〜4年間しっかり実務経験を積みました。その後フリーランスとして独立し、最初の1年ほどは数社の現場を渡り歩きました。出社の現場もあったし、一部リモートの現場もあった。
フルリモートで安定して働けるようになったのは、フリーランスとしてある程度の実績と信頼を積んでからです。
ここは夢だけ語っても仕方ないので正直にお伝えしますが、「転職すれば即フルリモート」というのは甘いです。でも、Web系に軸足を移したからこそ、リモートというゴールにたどり着けた。これは間違いありません。
ハピ太郎何事にも最初は実績を積まないとね!
リモートワークを本気で目指すならWeb系エンジニアが近道
自分の経験を踏まえて言うと、リモートワークを実現する最も確実な方法は「リモートと相性の良い職種を選ぶ」ことです。
Web系エンジニアがリモートと相性抜群な理由
Web系エンジニアの仕事は、基本的にコードを書いてサービスを作ることです。
必要なのはPC、ネット環境、そして開発ツール。物理的なサーバーに触れる必要はないし、データセンターに駆けつける場面もまずありません。
インフラエンジニアとの決定的な違いをまとめると、こんな感じです。
| 項目 | インフラエンジニア | Web系エンジニア |
|---|---|---|
| 物理機器への対応 | 頻繁に発生 | ほぼなし |
| 障害時の出社 | 求められることが多い | リモートで対応可能 |
| リモート案件の数 | 限定的 | 豊富 |
| 業務の完結性 | 現場作業が混在 | PC上で完結 |
また、Web系の開発現場ではGitでのバージョン管理、SlackやTeamsでのコミュニケーション、JIRAやNotionでのタスク管理がすでに標準になっています。チーム全体がリモートで回る仕組みが最初から整っている会社が多いんです。
自分がWeb系に転職してから実感しているのは、「リモートワークができる」のではなく、「リモートワークが前提の働き方になっている」ということ。
この違いは、想像以上に大きいです。
未経験からWeb系エンジニアになるために必要なこと
悩んでいる人Web系エンジニアに興味はあるけど、未経験から本当になれるの?
この不安は当然です。自分もインフラからWeb系に移るときは、正直かなり悩みました。
結論から言えば、未経験からでもWeb系エンジニアにはなれます。 ただし、独学だけで転職を成功させるのはハードルが高いのも事実です。
理由は、企業が未経験者に求めるのは「やる気」だけではなく、実際に手を動かして作ったポートフォリオ(成果物)だから。自分で何かしらのWebアプリやサービスを作った実績がないと、書類選考の段階でかなり厳しくなります。
そこで有効なのが、プログラミングスクールを活用する方法です。
特に転職保証付きのスクールであれば、カリキュラムに沿ったスキル習得からポートフォリオ制作、転職活動のサポートまで一気通貫で受けられます。自分が調べた中では、DMM WEBCAMP
は未経験からのエンジニア転職に強く、転職成功率も高いスクールの一つです。
働きながら学べるコースもあるので、「今の仕事を続けながら準備したい」という方にも向いています。
「リモートワークがしたい」という明確な目標があるなら、手に職をつけてWeb系エンジニアにキャリアチェンジするのは、かなり現実的な選択肢です。
自分自身、インフラ3〜4年 → Web系3〜4年 → フリーランスという道を歩んで、今フルリモートで働いています。時間はかかりましたが、あのとき一歩踏み出して本当に良かったと心から思います。
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まとめ|リモートワークしたいなら「職種選び」から見直そう
この記事の内容を振り返ります。
- インフラエンジニアのリモートワークは不可能ではないが条件が厳しい
- 運用・監視・保守業務、オンプレミス環境、障害対応が主な壁
- クラウド中心の環境かつ上流工程なら、リモートの可能性は上がる
- ただし未経験からすぐにその条件を満たすのは現実的ではない
- リモートワークとの相性で言えばWeb系エンジニアが圧倒的に有利
「リモートワークがしたい」という気持ちがあるなら、インフラエンジニアとしてリモートの条件を満たすことを目指すより、リモート前提の職種に移るほうが早くて確実です。
自分はまさにその判断をして、今フルリモートで自由に働いています。
毎朝の満員電車がなくなっただけで、生活の質は劇的に変わりました。朝はゆっくりペットと散歩してから仕事を始められるし、通勤に使っていた時間が自分の時間になった。趣味のランニングも朝の時間帯にできるようになって、生活全体がいい方向に回り始めました。
もちろん、すぐにフルリモートが手に入るわけではありません。自分も数年かけて段階的にたどり着きました。でも、Web系エンジニアという職種を選んだからこそ、そのゴールに到達できたのは確かです。
この記事を読んでいるあなたも、もし今の働き方にモヤモヤしているなら、Web系エンジニアという選択肢を真剣に考えてみてください。
行動した人だけが、働き方を変えられますよ。
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